ローン・コベナンツ開示の意義と今後の課題について—社債市場の活性化の観点から

ローン・コベナンツ開示の意義と今後の課題について—社債市場の活性化の観点から

去る6月、「重要な契約」の有価証券報告書や臨時報告書(有価証券報告書等)における開示の充実を図るべく、「企業内容等の開示に関する内閣府令(開示府令)」等の改正(案)が公表された。 本稿では「重要な契約」のうち、「ローン契約等に付される財務上の特約(コベナンツ)」に関し、制度改正に至るまでの経緯を振り返ったうえで、特に社債市場との関連での開示の意義、及び今後の課題について私見を述べることとしたい。
  
西村淑子 日本証券業協会 自主規制本部 公社債・金融商品部長 著者経歴
 

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