「永久先物」は、有望な取引仕法か

「永久先物」は、有望な取引仕法か

 CFTC(米国商品先物取引委員会)は、本年5月末に、規制市場(商品先物取引所)にビットコイン「永久先物」の上場を認可した。「永久先物」は、これまで、暗号資産交換業者がその取引を提供していたが、規制市場に上場されるのは初めてである。また、CFTCは同時に政策文書を公表し、その中で、永久先物の個別株式や株価指数への適用可能性について言及した。このため、株式市場では、既存の取引所の経営への懸念から、米国の大手取引所グループ(CME、ICE、Cboe)の株価は大幅に(7~15%)下落した。
 果たして、「永久先物」はどれほど有望な取引仕法なのだろうか。本稿では、「永久先物」が、これまでのデリバティブ取引と何が異なり、何に似ているのかを解説するとともに、その可能性、有効性について私見を述べることとしたい。
  
森本学 日本証券経済研究所理事長 著者経歴
 

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