IPO論争に見る金融市場、そしてスタートアップの未来

IPO論争に見る金融市場、そしてスタートアップの未来

IPOプロセスに対する議論が巻き起こっている。事の発端は岸内閣発足後加速しているスタートアップの社会的重要性の高まりと、IPO PoP(初値高騰)が常態化しているIPOプロセスに対するスタートアップ企業からの不信感である。単なる金融市場の制度整備という観点ではなく、日本成長戦略の要の一部としてどのようにIPOプロセスを位置付け、競争力のあるものにアップデートしていけるか。長年、金融市場やスタートアップに関わる立場から参加した日本証券業協会のワーキング・グループの委員として感じた、今年発表されたIPOプロセスに関する報告書に関する議論の経緯と成果、積み残した課題、そして未来創造に向けて金融市場への期待について。
  
村上誠典 シニフィアン株式会社 共同代表 著者経歴
 

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