AIガバナンスの最前線(上)―アジャイルガバナンスとは何か

AIガバナンスの最前線(上)―アジャイルガバナンスとは何か

 AIが社会の前提を急速に書き換えるなか、安全にAIを活用するための「AIガバナンス」の必要性が高まっている。日本では25年9月にAI推進法が全面施行されたが、実効性の面で課題は多い。専門家の羽深宏樹弁護士に話を聞いた。前編では「アジャイルガバナンス」の基本的な考え方を整理する。アジャイルガバナンスとは、変化の激しい環境を前提にガバナンスのPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを迅速に回す考え方だ。AI時代には、法律はゴールや原則を示すものにとどめ、ガイドラインや必要に応じた制裁を組み合わせて運用することが重要となる。また、従来の過失責任の考え方が適用しにくくなるなか、新たな責任と規制の枠組みが求められている。(聞き手/編集委員 大崎貞和)
  
羽深宏樹 京都大学法学研究科特任教授 著者経歴
 

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