1県1行から、県域を越えた地銀再編は必至―両翼体制の構築が地域銀行と地域の持続的な発展を実現(上)

1県1行から、県域を越えた地銀再編は必至―両翼体制の構築が地域銀行と地域の持続的な発展を実現(上)

 人口急減のなか、県内の地域銀行の合併が展開されている。近未来には、「1県1行」の次フェーズである府県を跨いだ広域の再編が予測される。一方、「地域金融力強化プラン」(2025年12月)で示されたように、地域金融機関には幅広く金融仲介機能を担い地域経済に貢献する「地域金融力」の発揮が求められる。地域銀行は、広域の再編過程で、「地域金融力」の源泉となる、地域企業の価値向上への貢献・地域課題の解決を図ることが期待される。本稿では、実現に向けた方策、金融当局の役割を考察する。
 前編では、再編の背景と状況を整理し、県域を越えた再編は必至であること、金融当局の施策、地域金融機関に求められる役割と課題について述べる。
  
飯塚徹 松本大学松商短期大学部教授 著者経歴
 

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