サステナビリティ経営を支えるガバナンスの進展

サステナビリティ経営を支えるガバナンスの進展

 近年、コーポレートガバナンスは、株主中心主義から、顧客、従業員、地域社会など幅広いステークホルダーの利益のバランスを重視する方向へと変化している。しかし、多様なステークホルダー間の利害をどのように調整し、バランスを実現するかは容易ではなく、取締役会にとって新たな課題となっている。本レポートでは、上場企業におけるサステナビリティ経営を支えるガバナンス体制の整備状況を定量的に分析した。その結果、ガバナンス体制は着実に進展していることが確認された。ただし、この進展は情報開示の義務化による影響を受けている可能性もあるため、実際に企業行動の変化や企業価値の向上につながっているかについては、今後さらに検証する必要がある。
  
根本直子 早稲田大学大学院経営管理研究科教授 著者経歴
 

本文を読むには

ログイン購読希望の方